「マットレスを買いたいけど、種類が多すぎてどれにすればいいのか悩む……」
「一人暮らし用のマットレスってどれくらいお金をかければいいの?」
このページでは上記のような悩みを持っている人のために、最適なマットレスの選び方や、悩み別のおすすめのマットレスについて詳しく紹介しています。
マットレス選びに悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてください。
マットレスは良いものを選ぶべき?
個人的には、「マットレスはなるべく良いものを選ぶべき」だと思います。
例えば、平均睡眠時間が8時間の場合、人生の1/3をマットレスの上で過ごすことになります。そう考えると、多くの時間を共にするマットレスは良いものを選んだほうが快適に暮らせます。
マットレスの価格はピンキリで、安いものだと数千円程度で購入できますが、十万円以上するハイグレードなマットレスも多く売られています。
もちろん、高額なマットレスを無理に買う必要はありませんが、「価格が安い」以外の観点にも目を向けて、自分に合ったマットレスを選ぶのが良いでしょう。
マットレスの選び方
コイルマットレスかノンコイルマットレスか
- コイルマットレス:素材にバネを使っているマットレス
- ノンコイルマットレス:素材にバネを使っていないマットレス
マットレスには、コイルマットレスとノンコイルマットレスという種類があります。
コイルマットレスはその名の通りコイル(バネ)を使ったマットレスのことで、クッションに大量のバネが使われています。そのため、バネによる弾力が感じられ、しっかりと体を支えてくれます。
一方、ノンコイルマットレスはクッションにバネを使っておらず、ウレタンやファイバーといった様々な素材が使用されています。
さらに細かくカテゴライズすると、コイルマットレスは「ボンネルコイル」「ポケットコイル」、ノンコイルマットレスは「低反発ウレタン」「高反発ウレタン」「高反発ファイバー」「ラテックス」といった種類に分かれています。
ボンネルコイルかポケットコイルか
- ボンネルコイル:体を面で支えるため、固い寝心地。比較的安価
- ポケットコイル:体を点で支えるため、やや柔らかい寝心地。比較的高価
コイルマットレスの場合、「ボンネルコイル」「ポケットコイル」といった種類があり、それぞれ特徴が違ってきます。
ボンネルコイルは複数のバネが連結して一つになっている構造で、体を面で支えているような寝心地です。例えるならば、畳の上に布団を敷いて寝ている感覚に近いですね。
ポケットコイルは一つ一つのバネが独立している構造なので、体を点で支えているような寝心地です。体の各部位に合わせてバネが沈むので、適度に柔らかく、フィット感があります。
一般的にはポケットコイルの方が使われているバネの数が多く、フィット感を感じられるため寝心地が良いです。そのぶん、ボンネルコイルよりも価格が高い傾向があります。
低反発マットレスか高反発マットレスか
- 低反発マットレス:反発力が弱く、柔らかい寝心地。夏場は蒸れやすい
- 高反発マットレス:反発力が強く、やや硬めの寝心地。寝返りが打ちやすい
コイルを使っていないノンコイルマットレスの場合、大きく分けて「低反発マットレス」「高反発マットレス」の2種類があります。
低反発マットレスは反発力が弱いため、体に合わせて沈み込むような寝心地です。気持ちいいフィット感が味わえますが、沈み込み過ぎて蒸れたり、寝返りが打ちにくいというデメリットもあります。
一方で高反発マットレスは反発力が強く、体があまり沈み込まないので寝返りが打ちやすいです。その代わり、やや硬めの寝心地になります。
マットレスのサイズ
マットレスのサイズは重要なポイントです。小さすぎると寝返りが打ちにくかったり、ベッドから落ちてしまう危険がありますし、逆に大きすぎると部屋を圧迫してしまいます。
一般的な一人暮らしの部屋の場合は「シングル」「セミダブル」サイズがおすすめですが、体型や部屋の大きさによっても変わってくるので、最適なサイズを選ぶようにしましょう。
≫ 一人暮らしのベッドサイズのおすすめは?6畳に最適なのはシングルサイズ?
マットレスの耐久性
- ボンネルコイル:5~12年程度
- ポケットコイル:5~12年程度
- 低反発マットレス:3~10年程度
- 高反発マットレス:3~10年程度
せっかく良いマットレスを買うなら、耐久性が高いものを選びたいですよね。
上記の表からわかる通り、基本的にはコイルマットレスの方が耐久性・寿命は高いです(もちろん、マットレスの品質やグレードによっても変わりますが)。
ノンコイルマットレスの場合、ウレタンの密度が高いほどその分耐久性が高くなります。密度は「D」という単位で表され、耐久性は以下のようになっています。
密度(高反発) | 密度(低反発) | マットレスの耐久性 |
---|---|---|
20D | 30D | 1年前後 |
25D | 35D | 3~5年 |
30D | 40D | 5~8年 |
40D | 50D | 10年前後 |
コイルマットレスの場合、多くのコイルを使っていたり、高品質なコイルを使っているものは耐久性が高くなる傾向があります。
マットレスを選ぶ際は、ウレタンの密度やコイルの品質にも着目してみましょう。
悩み別のおすすめのマットレス
- 高反発マットレス:肥満体型の人や、腰痛に悩んでいる人におすすめ
- 低反発マットレス:横向きで寝る人や、寝返りで目が覚める人におすすめ
- ポケットコイル:横向きで寝る人や、痩せ型の人におすすめ
ぽっちゃり・肥満体型の人は高反発マットレスがおすすめです。低反発だと体が蒸れたり沈み込みすぎたりすることがありますが、高反発なら適度に体圧を分散してくれます。
腰痛持ちの人も高反発マットレスを選ぶのが良いでしょう。身体があまり沈み込まないので、スムーズに寝返りしやすく、腰に負担がかからないためです。
身体に沿うようなフィット感の低反発マットレスは、横向きで寝ている人におすすめです。また、寝返りをしすぎて目が覚めてしまう人も低反発を選ぶと良いでしょう。
ポケットコイルも低反発マットレスに近い寝心地ですが、耐久性が高いものが多いです。長く使える寝具を探している人は、ポケットコイルマットレスを検討しましょう。
おすすめのマットレス5選
マニフレックス モデル246【高反発】
- 腰痛持ち・がっしり体型の人におすすめのマットレス
- やや硬めの寝心地で寝返りがしやすい
- 12年の長期保証付き
マニフレックスはイタリア生まれの世界的な寝具メーカーで、通気性に優れた高密度・高反発マットレスをメインに販売しています。
スタンダードモデル「モデル246」はやや硬めの寝心地となっていて、沈み込みすぎないため寝返りがしやすく、腰痛持ちの人やがっしり体型の人に特におすすめです。
12年の長期保証が付いているのも魅力で、メーカーの自信が伺えるマットレスと言えます。
エムリリー 優反発マットレス【高反発+低反発】
- 独自の新素材「優反発」を採用したマットレス
- 適度な反発力とフィット感を兼ね備えた、バランスの良い寝心地
- 柔らかすぎず、硬すぎないマットレスを求めている人におすすめ
エムリリーはデンマーク発の寝具ブランドで、名門サッカーチーム「マンチェスター・ユナイテッド」の寝具スポンサーとしても有名なメーカーです。
エムリリーは独自の新素材「優反発」を使用しているのが特徴で、寝返りのしやすい適度な反発力と身体に沈み込みすぎない適切なフィット力で身体をサポートしてくれます。
バランスの良い寝心地なので、「低反発は沈み込みすぎて蒸れる」「高反発は硬いから寝られない」という人にぴったりのマットレスとなっています。
ニトリ Nスリープ【ポケットコイル】
- 450個ものコイルを使用したコイルマットレス
- 振動が伝わりにくい構造で、ふんわり包まれるような寝心地
- ポケットコイルの中でもコストパフォーマンスが高い
「Nスリープ」はニトリが理想の眠りを追求して開発したオリジナルマットレスで、450個ものコイルを使用したこだわりの構造が魅力の寝具です。
ポケットコイルマットレスならではのふんわり包まれるような寝心地が特徴で、特に痩せ型の人や、横向きで寝ている人におすすめのマットレスですね。
高級志向なポケットコイルの中でも、比較的安価なのも嬉しいポイントです。
シモンズ ゴールデンバリュー ビューティーレストプレミアム【ポケットコイル】
- 多くの高級ホテルで採用されている最高クラスのマットレス
- 身体の軽い部分は浅く、重たい部分は深く沈むので快適に睡眠できる
- 耐久性が高く、長く使い続けられる
シモンズは高品質な寝具を販売している寝具メーカーで、同社のマットレスは「リッツ・カールトン」「帝国ホテル」などの様々な高級ホテルで導入されています。
シモンズのポケットコイルは原材料から製品まですべて国内で生産されており、さらにコイルの配列やマットレスの縫い目までこだわられた、まさに最高クラスのマットレスとなっています。
ポケットコイルゆえに耐久性も高く、末長く使えるマットレスが欲しい人におすすめです。
テンピュール オリジナルエリート25【低反発】
- 独自のテンピュール素材による圧倒的なフィット感
- 10年保証があるので安心して購入できる
- 横向きで寝ている人や、女性におすすめ
テンピュール社のマットレスは、独自の「テンピュール素材」による圧倒的なフィット感が魅力で、アメリカの政府機関NASAが唯一認めた寝具でもあります。
寝姿勢にぴったり沿うような寝心地なので、重心が偏りがちな横向きで寝ている人や、身体のラインがはっきりしている女性におすすめのマットレスです。
まとめ
今回は、一人暮らしにおすすめのマットレスについて詳しく紹介しました。
良質な眠りを得るためには、「自分に合ったマットレス」を選ぶことが重要なポイントです。
ぜひこのページを参考にして、自分好みの最適なマットレスを見つけてみてはいかがでしょうか。