「一人暮らしをしたいけど、何から始めればいいかわからない」
「部屋探しってどういう風にするのがおすすめ?」
このページでは、上記のような悩みを持っている人向けに、「良い部屋の探し方」から「引っ越しの流れ」まで、一人暮らしの始め方についてわかりやすく解説しています。
このページを参考にするだけで一人暮らしをする方法がわかるので、初めて一人暮らしをする人や、久しぶりに引っ越しをしたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください。
一人暮らしの始め方:簡易まとめ
- 初期費用・当面の生活費を用意する
- 住みたい部屋の条件を決める
- ネットや不動産屋さんで部屋探しをする
- 気に入った部屋を見つけて契約する
- 引っ越し業者・引越し日を決める
- 家具・家電などを揃える
- 引っ越し前に必要な手続きを行う
- 新居に引っ越しをする
- 引越し後に必要な手続きを行う
一人暮らしを始める際に、必要な手順についてまとめてみました。
なかなかやることが多くて面倒ですが、どれも欠かすことのできない工程となっています。快適な一人暮らしをスタートするためにも、1つずつ順番にクリアしていきましょう。
詳しい方法については、次項から解説していきます。
一人暮らしの初期費用
内訳 | かかる費用 |
---|---|
前家賃 | 50,000円 |
日割り家賃 | 25,000円 |
仲介手数料 | 50,000円 |
火災保険料 | 15,000円 |
敷金 | 50,000円 |
礼金 | 50,000円 |
保証会社利用料 | 25,000円 |
鍵交換費用 | 15,000円 |
室内消毒料 | 15,000円 |
引越し料金 | 50,000円 |
家具・家電代 | 120,000円 |
合計 | 465,000円 |
※家賃5万円の物件の初期費用の一例
一人暮らしを始める際には、家賃だけでなく「敷金」「礼金」「仲介手数料」といった様々な費用がかかります。これらをまとめて「初期費用」と言います。
一人暮らしの初期費用は、平均40~50万円とも言われています。こうしてみるとかなり高いですが、いくつかの節約テクニックを使えば、初期費用を安く抑えることも可能です。
初期費用を節約する方法については、以下のページで解説しています。
一人暮らしの準備1:部屋探しをする
住みたい部屋の条件を決める
- 家賃が安い
- 風呂トイレ別
- 2階以上
- 駅から徒歩10分以内
- 日当たりが良い
- オートロック付き
- 築年数が浅い、など……
部屋探しをする前に、まずは住みたい部屋の条件をリストアップしておきましょう。
条件は「家賃○万円以内」「駅から徒歩○分」といったメジャーなものから、「風呂トイレ別」「オートロック付き」「都市ガス」などの細かい条件まで色々あります。
適当に決めると後々後悔することも多いので、条件はしっかりと決めておくのがおすすめです。
ネットや不動産屋で部屋探し
住みたい部屋の条件が大体決まったら、部屋探しを始めていきます。
部屋探しは「ネットの部屋探しサイト(賃貸情報サイト)」で行うのが一般的です。サイトで住みたい条件を検索して、住みたい物件を探していきましょう。
最近ではチャットだけで希望の部屋を探してくれるサイトや、初期費用を割引してくれるサイトなども登場しているので、これらのサイトを利用するのもおすすめです。
≫ 一人暮らしの部屋探しサイトはイエプラ&イエーがおすすめ【安くなります】
物件を内見する
候補となる物件をいくつか決めたら、物件の内見(見学)をさせてもらいましょう。
内見することで「日当たり」や「収納の多さ」などのリアルな情報を知ることができるので、内見はできるだけやっておくことをおすすめします。
内見で見ておくべきチェックポイントについては、以下のページでまとめています。
≫ 【内見完全マニュアル】絶対見ておくべきチェックポイント33選
入居の申込をする
内見して住みたい部屋を決めたら、「入居申込書」に必要事項を記入します。入居申込書には下記のような情報が必要になるので、前もって調べておくと良いでしょう。
●契約者本人の情報
名前、生年月日、住所、電話番号、勤務先名、勤務先住所・電話番号、勤務先の従業員数、勤務先の資本金、年収、勤続年数●連帯保証人の情報
名前、生年月日、住所、電話番号、住居の情報(持ち家、賃貸など)勤務先名、勤務先住所・電話番号、勤務先の従業員数、勤務先の資本金、年収、勤続年数引用元:https://www.kousha-chintai.com/
ちなみに「家賃保証会社」を利用する物件では連帯保証人が不要なケースもありますが、その場合でも「緊急連絡先」として家族などの住所・氏名・電話番号が必要になります。
また、下記の書類も必要になるので、あらかじめ用意しておくと申込がスムーズに進みます。
- 印鑑(基本的に認印でOK)
- 身分証明書
※その他、実印、印鑑証明、収入証明書、連帯保証人の書類等が必要になる場合もあります。
この時点ですぐに契約できるわけではなく、借主(大家さん)による入居審査が行われます。入居審査では「家賃の支払い能力」「申込み時の態度・人柄」などが審査されます。
入居審査は基本的に数日~1週間ほどで完了し、審査が通れば部屋の契約へと進みます。
部屋を契約する
入居審査に通れば、晴れて部屋の契約となります。
ここでは担当者から「重要事項の説明」を受けます。契約書をしっかり読んで、自分に不利な条件がないか確認しておきましょう。不明な点があったら、きちんと質問するのも大切です。
一般的に、部屋の契約時に必要な持ち物は以下の通りです。
- 印鑑(認印か、実印+印鑑証明)
- 収入証明書(源泉徴収票や給与明細)
- 身分証明書
- 住民票
- 連帯保証人の書類(印鑑証明など)
- 初期費用(敷金・礼金・仲介手数料・保険料など)
不動産屋によっては不要なものがあったり、逆に追加で書類が必要になることもあるので、担当者に事前に確認しておくのが望ましいでしょう。
一人暮らしの準備2:引っ越しの準備をする
引っ越し業者を決める
新居の入居日が決まったら、なるべく早めに引っ越し業者を決めましょう。面倒だからといって後回しにすると、料金が高くなったり、予約が埋まってしまう可能性があります。
引越し代を安くしたいなら、「引っ越し一括見積もりサービス」を利用するのがおすすめです。複数の引っ越し業者を比較できるので、一番安く引っ越しできる業者を見つけられます。
≫ 引越しラクっとNAVIが一人暮らしにおすすめな理由【電話ほぼなし】
荷造りをする
引っ越し日が決まったら、それに向けて荷造りの準備も始めていきましょう。
一人暮らしの荷造りは、遅くとも引っ越しの2週間前には始めておくのがおすすめです。これくらいから始めておけば、余裕を持って荷造りを終わらせることができるでしょう。
荷造りのコツとしては、「使わないものから荷造りをする」「ダンボールのサイズを使い分ける」などがあります。詳しくは以下のページで解説していますので、参考にしてください。
≫ 【一人暮らし】引っ越しの荷造りのコツまとめ!いつからやればいいの?
一人暮らしの準備3:家具・家電などを揃える
初めて一人暮らしをする場合は、新しく家具・家電を購入する必要があります。この項目では、一人暮らしに必要な家具家電について紹介していきます。
全ての家具・家電を一気に購入する必要はありませんが、「ベッド」「冷蔵庫」「洗濯機」などの必要不可欠なものは、引っ越し前に買い揃えておいた方が良いでしょう。
家具
- ベッド
- 寝具セット(マットレス・掛け布団・枕・シーツ・敷きパッド・カバーなど)
- カーテン
- テーブル
- 収納家具(チェストやカラーボックスなど)
家具は上記のものが必要になります。特にベッド(もしくは布団)やカーテンは引っ越し当日から必要になるので、優先的に購入しておきましょう。
≫ 一人暮らしの家具を安く揃えるとどれくらいかかる?【費用を公開】
家電
- 洗濯機
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 炊飯器
- ドライヤー
- 照明
- テレビ
- 掃除機
家電は快適な生活に直結しているものが多く、なるべく早く買い揃えておきたいところです。
引っ越し当日に必要な家電はドライヤーや照明あたりです。照明は引越し先に取り付けられている場合もありますが、ない場合は自分で設置する必要があります。
≫ 一人暮らしの家電費用。安いもので買い揃えるとどれくらい?
日用品・備品
- 掃除用品(雑巾・ブラシ・スポンジ・食器用洗剤など)
- 洗濯用品(ハンガー・洗濯ハンガー・洗剤など)
- 調理器具(フライパン・鍋・包丁・お玉など)
- コップ・食器類
- 衣類・タオル類
- スリッパ
- トイレットペーパー
- ティッシュ
優先的に揃えておきたい日用品・備品は上記のようになっています。
日用品は引越し先のコンビニやドラッグストアで購入することができますが、引っ越し当日はゴタゴタしていることが多いので、ある程度は引っ越し前に用意しておきましょう。
一人暮らしの準備4:引越し前に行う手続き
- 旧居の退去手続き
- インターネット回線の解約&契約
- 電気・ガス・水道の停止&開始手続き
- 転出届の手続き
- 国民健康保険の資格喪失手続き
- 郵便物の転送手続き
- NHKの住所変更
引越し前に行う手続きは、上記のようにかなり多いです。
特に「旧居の退去手続き」「電気・ガス・水道の停止&開始手続き」は早めにやっておかないと、余計に料金がかかったり、引っ越し当日に電気やガスが使えなくなる可能性があります。
インターネット回線の手続きも、工事の立ち会いが必要になるケースがあるので、できるだけ早めに予約をしておくのがおすすめです。
引っ越し前後に行う手続きや、その他のやることについては、以下のページでまとめています。
≫ 一人暮らしの引っ越しやることリスト完全版【荷造りから手続きまで】
一人暮らしの準備5:引っ越しをする
- 荷造りの最終確認
- 旧居の引っ越し作業
- 旧居の掃除・退去の立ち会い・鍵の返却
- 新居の引っ越し作業(鍵の受け取り)
- 荷解き
引越し当日、荷造りの最終確認をしたら、いよいよ引っ越しです。
引っ越し業者を利用する場合は、業者がほとんどの荷物を運んでくれるので楽チンです。ただし、トラブル防止のため財布や通帳などの貴重品は自分で持っていくようにしましょう。
引っ越し当日に旧居の退去立ち会いを行う場合は、貸主と部屋の状態を確認し、鍵の返却をします。
全ての引っ越し作業が完了したら、新居で荷解きをしていきます。荷解きはタオルや寝具類など、すぐに使うものから優先して開けていきましょう。
一人暮らしの準備6:引っ越し後に行う手続き
- 転入届の手続き
- 国民健康保険の加入手続き
- マイナンバーの住所変更
- 自動車・バイクの住所変更
- 運転免許証の住所変更
- 銀行口座・携帯電話・保険などの住所変更
- ネット通販・ネットサービスなどの住所変更
「転入届」「国民健康保険の加入」「マイナンバーの住所変更」「国民年金の住所変更」「自動車・バイクの住所変更」は引越し後14日以内に行う必要があります。
その他の手続きに明確な期限はありませんが、忘れないうちに変更しておきましょう。
≫ 一人暮らしの引っ越しやることリスト完全版【荷造りから手続きまで】
まとめ
今回は、一人暮らしをするまでの流れについて詳しく解説しました。
ここまでで一人暮らしの準備は完了となりますが、「オシャレな雑貨を揃える」「素敵なお店を見つける」など、引越し後にやることはたくさんあります。
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