一人暮らしを始めるにあたって、意外と悩むのが「部屋の間取り」ではないでしょうか。
「一人暮らしに寝室は必要？」「キッチンは大きい方がいい？」など、部屋の間取りに関するチェックポイントは沢山あります。
このページでは、一人暮らしでよく選ばれる間取りのメリット・デメリットや、一人暮らしにおすすめの間取りについて解説しますので、新生活を始める際の参考にしてみてください。
それぞれの間取りのメリット・デメリット
ワンルーム
- 家賃が安い物件が多い
- 料理をすると部屋に臭いが充満しやすい
- 人によっては冷蔵庫の動作音が気になることも
ワンルームは部屋に仕切りが無く、部屋とキッチンが一緒になっているのが特徴です。
シンプルな構造で建設コストが安いため、その分家賃が安い物件が多いのが最大のメリットです。
デメリットとしては、部屋の中にキッチンがあるので、料理をする際に部屋に臭いが充満しやすいことが挙げられます。
また、ワンルームは基本的に冷蔵庫を室内に設置する必要があり、就寝時に冷蔵庫の動作音が気になることもあります（冷蔵庫の動作音は意外と大きいです）。
1K
- キッチンが分けられているため、部屋に臭いが充満しない
- 玄関から部屋の中を見られなくて済む
- ワンルームに比べると家賃が高くなりやすい
1Kは部屋とキッチンがドア等の仕切りで分けられているタイプの物件のことを言います。
ワンルームと違ってキッチンが部屋の中に無いので、「料理をしたときに部屋に臭いが充満する」といったデメリットが解消されています。
また、ドアを閉めれば玄関から部屋が見れないため、配達員やセールスマンが来ても部屋の中を見られずに済むというセキュリティ面でのメリットもあります。
ただし、ワンルームに比べると家賃が数千円～1万円ほど高くなる傾向があります。
1DK
- 1部屋+ダイニングキッチンのある物件
- キッチンスペースが広いため、料理好きにおすすめ
- ワンルームや1Kより家賃相場は高め
1DKは1部屋に加え、ダイニングキッチンがある物件です。
ダイニングキッチンとは「4.5畳以上8畳未満」の広さのあるキッチンのことで（1DKの場合）、1Kに比べると広々としたキッチンになっていることが多いです。
キッチンが広いので料理がしやすいのはもちろん、空きスペースに様々な調理器具を収納できたり、食事用のダイニングテーブルを設置できたりします。
以上の理由から、料理をよくする人におすすめの間取りですが、ワンルームや1Kよりもさらに家賃が高くなりやすいのがデメリットです。
1LDK
- リビングと寝室を分けられるので、生活にメリハリが出る
- 部屋が広いので同棲することもできる
- 家賃相場はかなり高い
1LDKは1部屋+リビングダイニングキッチンがある物件のことを指します。
リビングダイニングキッチンは一般的に8畳以上と定められていて（1LDKの場合）、実質的に居室が2つあるような物件と言えるでしょう。
1LDKは活用方法が幅広く、1部屋を完全な寝室として使うこともできますし、リビングとプライベートスペースを分けることで来客時にプライバシーを守れます。
部屋自体が広いため、収納スペースがたっぷりあるのも見過ごせないメリットです。
このように良いこと尽くめな1LDKですが、その分家賃もかなり高いです。エリアによっては家賃が10万円以上することもあるので、ある程度生活に余裕がある人向けの間取りですね。
一人暮らしにおすすめの間取りは？
ワンルーム：家賃を抑えたい人におすすめ
ワンルームは「料理のにおいが部屋に移りやすい」「玄関から部屋の中が見られてしまう」などの複数のデメリットがありますが、家賃が安いという圧倒的なメリットが存在します。
そのため、大学生や新社会人など、家賃をなるべく抑えたい人におすすめの間取りと言えるでしょう。
また、キッチンで料理をしなければデメリットが少なくなるので、料理をほとんどしない人にもおすすめできますね。
1K：バランスが良く総合的におすすめ
1Kは前述したワンルームの欠点が解消されているため、万人におすすめできる物件となっています。
家賃はワンルームに比べると高めですが、1DKや1LDKに比べると安いです。また1Kは物件数が多く、色々な物件を見て比較検討しやすいのもメリットです。
ただし、1Kは物件によってはキッチンが狭かったり、収納があまり無い物件もあるので、内見時にきちんとチェックするようにしましょう。
料理をよくする人や、物が多い人は1DK・1LDKを検討するのもありだと思います。
1DK：料理をよくする人におすすめ
1DKはキッチンスペースが広く取られているため、料理好きにおすすめの間取りです。
家賃は1Kよりも高くなりがちですが、現実的に住めるくらいの家賃であることが多いです。
狭いキッチンで料理をするのは意外とストレスで、料理をするのが億劫になってしまうこともあります。快適に自炊したい人は、キッチンが広い物件を選ぶのが良いですね。
1LDK：生活に余裕がある人におすすめ
1LDKは「リビングと寝室を分けられる」「キッチンが広い」「設備が充実している物件が多い」と、間取り的には非の打ち所がほとんどないです。
ただし、それに応じて家賃相場もかなり高くなっているのがデメリットです。
以上のことから、収入が安定している社会人におすすめの間取りです。また、パーティーもできるくらい広い間取りなので、家に友人をよく呼ぶ人にもおすすめできます。
まとめ
以上、一人暮らしにおすすめの間取りについて詳しく解説しました。
個人的には「1K」「1DK」の物件がおすすめですが、個々の生活スタイルによって、最適な間取りというのは変わってきます。
また、実際に部屋を見学してみることでイメージが変わることもあるので、良い物件を見つけたら積極的に内見に行くようにしましょう。
