あまりお金に余裕がない大学生や新社会人の一人暮らし生活で、もらって嬉しいものといえば「親からの仕送り」が挙げられます。
仕送りは主に「食べ物」や「日用品」を贈ることが多いと思いますが、具体的に何を送ればいいのかわからない、という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、実際に一人暮らしをしている筆者が、「仕送りでもらって助かるもの・嬉しいもの」について詳しく紹介していきます。仕送りする際の参考にしてみてください。
一人暮らしの仕送りで助かるもの・嬉しいものとは
上記は「最高の仕送り」というサイトで行われた、もらって嬉しいもののアンケート調査結果です。
このアンケート調査によると、「お米」「お菓子」「加工食品(インスタント食品など)」「日用品」などの品目が上位にランクインしています。
また、「手作り料理」も一定数の人はもらって嬉しいと感じているようです。
一人暮らしの仕送りで助かるもの
お米
一人暮らしの仕送りで助かるものといえば、「お米」が一番に挙げられるでしょう。
ご飯はほとんどの人が食べる主食なので、あればあるだけありがたいと言えます。また、スーパーで買うと運ぶのが大変なので、送ってもらうと楽というメリットもあります。
仕送りで送る物に困ったら、とりあえずお米を選ぶのがおすすめですね。
ただし、人によっては炊飯器を持っていなかったり、忙しくて自炊するのが面倒という人もいます。
そのような人には、「インスタントご飯(パックご飯)」をまとめて送るのが良いでしょう。レンジでチンするだけでご飯が食べられますし、保存食にもなるので便利です。
お菓子
スナック菓子・チョコレート・クッキーなどのお菓子も、仕送りで喜ばれやすい食べ物です。
お菓子は料理をしない人でも手軽に食べられますし、日持ちするので仕送りに向いています。
ほとんどの人がお菓子好きだと思いますが、中には甘いものが苦手な人もいるので、そのあたりは事前に確認しておくべきですね。
甘いものが苦手であれば、しょっぱい系のスナック菓子や、米菓などを送るのがおすすめです。
また、同じものを大量に入れると飽きてしまうので、複数個入れるのであれば違うものをバラバラに入れたり、お菓子の詰め合わせセットなどを送るのが良いでしょう。
加工食品
- カップ麺・袋麺
- カップスープ
- レトルトカレー
- レトルトおかず
- シリアル・グラノーラ
- 缶詰系
カップ麺やレトルトカレーなどの加工食品(インスタント食品)を送るのもおすすめです。
お菓子と同じく賞味期限が長いですし、料理が苦手な人でもお湯を入れたり、レンチンするだけでサッと調理できるので人を選びません。
お菓子と違う点としては、メインの食事として頂けることが挙げられます。1食として食べられるので、食費を節約できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
近年ではお肉がゴロゴロ入った豪華なレトルトカレーや、高級志向のカップラーメンも販売されているので、そのような食品のセットを送るとかなり喜ばれると思います。
「カップラーメンは栄養が気になる…」という人は、魚やハンバーグなどのレトルトおかずを送るのもおすすめです。レンジで温めるだけで、しっかりしたおかずが食べられますよ。
日用品
- ティッシュ
- トイレットペーパー
- ウェットティッシュ
- ラップ・アルミホイル
- 洗濯用の洗剤・柔軟剤
- 食器用の洗剤
- 掃除グッズ(ぞうきんや掃除シートなど)
- 常備薬(風邪薬や解熱剤など)
食べ物以外では、ティッシュなどの日用品や、掃除用品も仕送りの定番です。
ティッシュペーパーは生活必需品ですぐに無くなるので、何個もらっても嬉しいものです。トイレットペーパーも同様ですが、かさ張るので仕送りには不向きかもしれません。
そのほか、意外と助かるのが風邪薬・解熱剤・胃腸薬などの常備薬セット。薬は1箱1000円以上するものが多く、揃えるのにお金がかかるので、もらえるとかなり嬉しかったりします。
洗濯用の洗剤や柔軟剤も嬉しいですが、人によっては匂いや仕上がりに好みがあるので、事前にいつも使っているものを聞いておくのが無難ですね。
飲料
- ミネラルウォーター
- 麦茶・緑茶・紅茶・ウーロン茶
- 炭酸飲料・ジュース
- スポーツドリンク
- コーヒー
ミネラルウォーター・お茶類・ジュース類などのペットボトル飲料も、仕送りでもらって嬉しいものと言えます。飲料は生活する上で必要なので、タダでもらえるのはかなり助かります。
ペットボトル飲料はかなりの種類がありますが、苦手な人が少ないという点では、お茶類やミネラルウォーターがいいでしょう。ジュースや炭酸飲料は、意外と苦手な人も多いです。
また、コーヒーが好きな人には、スティックコーヒーを送るのもおすすめです。ペットボトルと違ってかさばりませんし、1本あたりの値段も安いので、経済的です。
ペットボトル飲料を送る場合は、Amazonなどのネットショップでケース買いして、そのまま相手の住所に送るのがお手軽で便利です。
手作り料理
離れて暮らしている家族には、手作りの料理やおかずを送ってあげると喜ばれます。
好きだったおかずや、栄養たっぷりの料理を送れば、家族のためにもなりますよ。
手作りの料理を送る場合は、冷凍したおかずをジップロックや保存容器に入れて、ダンボールで梱包してクール便などで送るのがおすすめです。
こうすれば、食べるときはレンジで温めるだけでOKなので、料理が苦手な人でもすぐに食べられます。
仕送りにあまりおすすめしないもの
嫌いな食べ物を送る
初歩的な話ですが、嫌いな食べ物や苦手な食べ物を仕送りするのはあまりおすすめしません。
特に野菜類は仕送りの定番ですが、嫌いな人も多いです。せっかく送ったのに、食べられないから捨てられるというケースもあります。
このような悲劇を生まないためにも、嫌いな食べ物はなるべく送らないようにしましょう。
「栄養があるものを送りたい」というのであれば、市販のサプリメントやプロテインなど、誰でも摂取しやすいものを送るのがおすすめです。
自炊しない人に野菜・果物・調味料を送る
あまり自炊や料理をしない人に野菜・果物などの食材や、調味料を送るのも微妙だったりします。
野菜は包丁で切ったり、茹でたりして調理しないと食べられないものが多いので、「調理が面倒だから」という理由で放置されてしまい、最終的に捨てられる可能性があります。
また、果物もバナナやみかんといった簡単に食べられるものなら良いのですが、りんごやメロンなどの包丁が必要なものは、野菜と同様にめんどくさがられてしまうかもしれません。
調味料に関しても、自炊しない人に送ってもあまり使われず、無駄になってしまいがちです。もし送るのであれば、塩・こしょう・醤油などのよく使う調味料を少量送る程度にするのが良いでしょう。
もしくは、普通では買わないようなちょっと豪華な調味料を送るのもおすすめですね。
使いにくい物を送る
- 派手すぎる衣服
- 使わなそうな家具・家電
- 趣味に合っていない小物・コスメ
- 難しい・好みじゃない本
- 同じ物を大量に送る
上記のような「好みが分かれる物」「使い道が難しい物」などは、人によっては迷惑に思われることがあるので注意しましょう。
派手すぎる衣服は着づらいので、送っても押入れ行きになってしまう可能性が高いです。趣味の合わない小物や、系統の違うコスメなども同様ですね。
あとは、家具や家電なども要注意アイテムです。ちょうど欲しいと思っていた家具家電ならかなり嬉しいのですが、そうじゃない場合、スペースを取るだけの邪魔な物になってしまうかもしれません。
家具・家電を送る場合は、写真や商品URLなどを送って、いるかどうか確認するようにしましょう。
仕送りの送り方
仕送りのやり方はいくつかありますが、宅配便で送るか、ネット通販を利用するのがおすすめです。
宅配便を使う
自分で色々な物を詰めて送りたい場合は、宅配便(宅急便)を使うのが定番です。
ダンボールなどに送りたい物を詰めたら、郵便局やヤマト運輸、佐川急便などを使って発送しましょう。
発送方法としては、それぞれの店舗や営業所に持っていって発送してもらうほか、コンビニで手続きして送ったり、自宅に集荷しにきてもらう方法などがあります。
宅配便を使う場合は、1000円~2000円程度の送料がかかるので注意しましょう。
≫ 日本郵便
≫ ヤマト運輸
≫ 佐川急便
ネット通販を使う
Amazonなどのネット通販で商品を選び、そのまま相手の住所に発送するという方法もあります。
Amazonはプライム会員、もしくは商品の合計金額が2000円以上なら送料無料なので、送料分を節約できるというメリットがあります。
送る方法も簡単で、いつも通り注文しつつ、宛先に相手の住所を入力するだけでOKです。
まとめ:送る前に事前に相談しておこう
今回は、一人暮らしの仕送りでもらって嬉しいもの・助かるものについて解説しました。
できるだけ生活費を節約したい一人暮らし生活では、たいてい何をもらっても嬉しいのですが、物によっては扱いに困ってしまうこともあります。
そのようなことにならないためにも、仕送りする前に「仕送りするけどいい?」「こんな物を送るけどいる?」など、事前に相手に相談しておくのがベストですね。
事前報告無しに仕送りすると、手違いや不審な荷物と思われて、受け取り拒否されるというケースもあり得るので、注意しましょう。