引っ越しする前の掃除といえば、旧居の掃除を想像する人が多いと思います。
しかし、これから住むことになる新居の掃除も大切なことをご存知でしょうか?忙しいからといって新居の掃除を怠ると、あとあと面倒なことになるかもしれません。
そこで今回は、新居でやっておくべき掃除リストについて詳しく紹介していきます。これから引っ越しをしようと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
入居前に新居の掃除をするべき理由
意外と新居は汚れているから
新居は意外と汚れているものです。内見時には綺麗に見えていたとしても、部屋の隅や天井など、見えにくいところに汚れやホコリがあったりします。
新居は入居前に業者がクリーニングすることも多いですが、時間が経つとともにホコリが溜まっていくので、ある程度は自分で掃除するのがおすすめです。
部屋が空っぽの状態で掃除できるから
入居前の新居は、家具家電が置かれていないため、まっさらな状態の部屋を掃除できます。
部屋が空っぽのタイミングで掃除すれば、部屋を隅から隅まで掃除することができ、ピカピカの状態で新生活を始めることができます。
新居の掃除に必要な道具
- 雑巾(3-4枚)
- バケツ
- 新聞紙
- クイックルワイパー or ハンディモップ
- スポンジ
- 浴室用洗剤
- トイレ用の掃除シート
新居の掃除には、上記のようなアイテムが必要になります。
もちろん、掃除機やほうきといった掃除グッズがあればさらに良いですが、入居前の新居に掃除機を持っていくのは大変なため、かさばらないものを中心にチョイスしています。
新居でやっておくべき掃除リスト
部屋の換気をする
手始めに、窓やドアを開けて部屋の換気を行いましょう。
特に、長期間空いていた物件はホコリが溜まっていることが多いので、窓だけではなく、部屋の扉や押入れなども開放して一気に空気を入れ替えましょう。
部屋の壁と天井を掃除する
ホコリは上から下へ落ちていくため、まずは天井部分から掃除していきましょう。
天井は普通に掃除しようとすると手が届きにくいですが、クイックルワイパーや伸縮するモップを使うことで簡単に汚れを拭き取ることができます。
照明が備え付けてある場合は、照明付近のホコリも綺麗にしておくといいでしょう。
天井の掃除が終わったら、絞った雑巾で部屋の壁をまんべんなく拭きましょう。
窓を拭く
- くしゃくしゃにした新聞紙を何枚か用意する
- 新聞紙を水に浸し、軽く絞る
- 新聞紙で窓を上から下に拭いていく
- 窓が濡れているうちに、乾いている新聞紙を使って乾拭きする
窓は砂埃や水垢など、様々な汚れがつきやすい場所ですが、引っ越し前はカーテンがついていないので、ササッと掃除することができます。
部屋の窓を掃除する場合は、「雑巾」か「新聞紙」を使うと良いでしょう。
新聞紙を使う場合、最初にくしゃくしゃにした新聞紙を水に濡らしてから、窓を水拭きします。
その後、すぐに別の新聞紙で乾拭きすれば、インクの力で汚れが取れて窓がピカピカになります。
キッチンを掃除する
キッチンでは、シンクの水垢やコンロ周りの汚れを雑巾やスポンジで落としていきます。
また、何も入っていないうちにキッチン上部や下部の収納スペースも拭いておきましょう。
換気扇のフィルターや、コンロ周りに汚れ防止シートをつける場合は、このタイミングでつけると良いでしょう。
お風呂を掃除する
浴室の汚れが気になる場合は、浴槽・壁・床に浴室用洗剤をつけ、スポンジで掃除しましょう。
浴室がそこまで汚れていない場合は、シャワーで全体的に洗い流すだけでもOKです。
「防カビくん煙剤」を使っておくと、カビのない綺麗な状態をキープできます。
トイレを掃除する
トイレのタンクや床にホコリが積もっていたりするので、トイレ用の掃除シートで拭き取ります。
またトイレットペーパーのカバー、便座のレバー、照明のスイッチなどもしっかり掃除しておきましょう。細かい部分ですが直接触れる場所なので、目に見えない汚れがついていたりします。
便器の内部は後から掃除できるので、汚れが気にならなければ後回しにしてもいいでしょう。
床を拭く
- 最初にクイックルワイパーなどで床のホコリを取っておく
- 雑巾は水拭き→乾拭きの順で行う
- 畳の場合は乾拭きをする
掃除が一通り終わったら、最後に床の掃除をしていきます。
ホコリが舞わないように、まずはクイックルワイパーなどでホコリを取っておきましょう。
その後、固く絞った雑巾で床全体を水拭きしていき、仕上げに乾いた雑巾で乾拭きします。
畳のある和室の場合は水拭きではなく、畳の目に沿って乾拭きしていきましょう。
バルサンを焚く
新居では、荷物を搬入する前にバルサンを炊いておくのがおすすめです。
入居前ならいちいち家電や食器にカバーをかける必要がありませんし、害虫が家具の裏に隠れる心配もないため、バルサンの効果を最大限発揮することができます。
ちなみに、火災報知器がある場合はカバーをかけるようにしましょう。霧タイプのバルサンは火災報知器に反応しないため、そちらを使用するのもおすすめですね。
部屋の写真を撮っておく
掃除し終わったら、最後に部屋の隅々まで写真を撮って保存しておきましょう。
特に傷がある場所は重点的に写真を撮っておくことをおすすめします。そうすることで退去時に、不当な修繕費の請求を回避できる可能性があります。
まとめ
引越し前に新居の掃除をすることの重要性がわかりましたでしょうか。
引越しして家具や家電を設置したあとに、部屋全体を掃除するのはなかなか労力がかかります。
ピカピカの部屋で新生活を始めるためにも、入居前にしっかりと掃除しておきましょう。