部屋干しは天気の影響をあまり受けないことや、花粉や砂埃が付かないことがメリットの干し方ですが、洗濯物がなかなか乾かないなどのデメリットもあります。
「仕事から帰ってきても全然洗濯物が乾いてないから、部屋干しはあまりしたくない……」という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、このような悩みを持っている人のために、部屋干ししている洗濯物を少しでも早く乾かす方法について詳しく紹介します。ぜひ活用してみてください。
部屋干しの洗濯物を早く乾かす方法
除湿機(衣類乾燥機)を使う
手っ取り早く洗濯物を乾かしたい場合は、除湿機(衣類乾燥機)を使うのが一番おすすめです。
除湿機はただ除湿をしてくれるだけでなく、乾いた風を洗濯物にあてて水分を飛ばすので、送風と除湿のダブル効果で効率よく洗濯物を乾かせます。
また、除湿機は衣類の乾燥以外にも、梅雨のムシムシした湿気やカビ対策にも有効なので、1台持っておけば様々なシーンで活躍してくれることでしょう。
エアコンを使う
除湿機より効果は下がりますが、エアコンを使うのもおすすめです。
梅雨や夏場などの湿気が多い時期では、エアコンの「ドライ機能(除湿機能)」を使いましょう。
エアコンのドライ機能は、空気中の水分を除去して湿気を下げる機能なので、カラッとした室内で部屋干しすることができ、結果的に時短に繋がります。
逆に、冬の湿気が少なく気温が低い時期には、エアコンの「暖房機能」を使って洗濯物を乾かしましょう。暖かい風が循環することで、衣類が乾きやすくなります。
どちらの場合でも、エアコンの風が当たる場所に洗濯物を干しておくことで、さらに早く洗濯物を乾かすことができます。
浴室乾燥機を使う
浴室乾燥機がついている家の場合は、浴室乾燥機の使用もおすすめです。
浴室乾燥機は名前の通り浴室に付いている設備で、浴室に洗濯物を干してスイッチを入れるだけで、スピーディーに洗濯物を乾かしてくれます。
お手軽かつ素早く洗濯物を乾かせるのが魅力ですが、浴室乾燥機は1時間に約30~40円ほどの電気代がかかってしまうというデメリットもあります。
電気代が気になる場合は、「普段は普通に部屋干しして、どうしても洗濯物を早く乾かしたいときだけ浴室乾燥機を使う」など、使うタイミングを決めておくといいでしょう。
扇風機を使う
洗濯物に扇風機の風を当てることで、衣類の水分を飛ばしてくれます。
扇風機単体でもそれなりに効果がありますが、エアコンと扇風機を同時に使用することで、さらに早く洗濯物を乾かすことができます。
扇風機を使用するときは、洗濯物全体に風を当てるために忘れずに首振りを設定しましょう。その際の風量は「強」ではなく、「弱」でOKです。
サーキュレーターを使う
扇風機の代わりに、サーキュレーターを使うのも効果的な方法です。
サーキュレーターは空気を循環するのが目的の家電で、扇風機よりもコンパクトなものが多いです。
エアコンが出した空気を撹拌してくれるので、エアコンと併用するのがおすすめですね。
洗濯物の干し方のコツ
洗濯物の間隔を空ける
洗濯物を干すときは、なるべく洗濯物の間隔を空けて干すようにしましょう。間隔を空けて干すことで、空気の通り道が増え、洗濯物が乾きやすくなります。
ピンチハンガーなどにまとめて洗濯物を吊るしている場合は、1個分空けて吊るすなどの工夫をすることで、風が通りやすくなります。
アーチ型に干す
衣類を「アーチ型」に干すと、空気が通りやすくなって乾く時間が早まります。
アウターやシャツなどの丈の長い衣類を両端に吊るし、そこから内側に向かってだんだんと短い衣類を吊るしていくのがアーチ型の干し方です。
部屋の中央で干す
なるべく部屋の中央に洗濯物を干すのも、洗濯物を早く乾かすコツと言えます。
部屋の中央部分は空気がよく通るので、部屋干しする場所にぴったりです。反対に部屋の隅は空気が滞りやすく、干す場所としてはあまりおすすめできません。
部屋の中央に干すのが難しい場合は、壁との距離を空けるなどの工夫をしましょう。
衣類に合ったハンガーを使う
ズボンを干すのであれば「ズボンを広げて干せるハンガー」、タオルを干すのであれば「伸縮して伸ばせるハンガー」など、衣類に合ったハンガーを使うことで洗濯物を効率的に乾かせます。
衣類のダメージを減らすことにも繋がるので、これらのハンガーは持っておいて損はありません。
部屋干し用の洗剤を使う
基本ですが、部屋干しをよくするなら部屋干し用の洗剤を使いましょう。
部屋干し用の洗剤を使っても劇的に乾く時間が早まるわけではありませんが、部屋干し特有のニオイが軽減されるといった効果があります。
まとめ
今回紹介した方法を使えば、部屋干しのデメリットである「洗濯物が乾きにくい」点を軽減できます。
部屋干しの洗濯物が早く乾いてくれれば、スペースを有効に使えたり、雑菌の繁殖を抑えられたりといいことずくめです。
ぜひ、皆さんもこれらのテクニックを取り入れて、洗濯をラクにしてみてください。