「一人暮らしを始めたはいいものの、全然果物を食べていない……」
「栄養のためにフルーツを食べたいけど、いちいち切ったりするのがめんどくさい……」
一人暮らしをしている人なら、上記のような悩みを持っている人も多いと思います。
確かに一人暮らしの食生活では、高価で保存のきかない果物は後回しにされがちです。健康のために果物を食べるにしても、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、一人暮らしに絶対おすすめの果物を3つ紹介します。おすすめする理由についても詳しく解説しているので、果物不足に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
一人暮らしの果物の選び方
簡単に食べられる果物を選ぶ
一人暮らしの人が果物を買うなら、「簡単に食べられる果物」を選ぶのがおすすめです。
たとえば、バナナやみかんといった皮を剥くだけで食べられる果物や、イチゴやぶどうなどのそのままでも食べられる果物が該当します。
逆に、パイナップルやスイカなどの「カットする必要がある」「1回で食べ切れない」果物は調理や保存をする作業が生じるため、食べるのが面倒になってしまう可能性があります。
栄養価が高い果物を選ぶ
一人暮らしの人は、「栄養がありそうだから・美容に良さそうだから」という理由で果物を食べる人も多いと思います。なので、どうせなら栄養価の高い果物を選ぶようにしましょう。
価格が安い果物を選ぶ
いくら美味しくて栄養価が高くても、高価な果物を日常的に食べるのは、現実的に厳しいです。
「やっぱり果物は高いから食べるのやめよう」と挫折してしまう可能性もあるので、日常的に果物を摂取したいなら、ある程度安く買える果物を選ぶのが良いでしょう。
一人暮らしにおすすめの果物
バナナ
価格 | 100円~(一房) |
主な栄養素 | カリウム・食物繊維 |
カロリー(100gあたり) | 86kcal |
旬 | 1年中 |
食べ方 | 皮を剥くだけ |
一人暮らしに最もおすすめな果物といえば、バナナが挙げられるでしょう。
皮を剥くだけですぐに食べられるので、食べやすさはトップクラス。スプーンやフォークを使う必要もないですし、洗わなくていいのでほとんど手間がかかりません。
バナナは栄養素も多いです。余計な塩分を排出し、高血圧やむくみを予防するカリウムや、便秘改善が期待できる食物繊維などといった成分が含まれています。
また、なんといっても「安い」のがバナナの魅力です。低価格のバナナであれば一房100円程度で購入できるので、1本20~25円ほどで食べられる計算になります。
キウイフルーツ
価格 | 90円~(1個) |
主な栄養素 | ビタミンC・食物繊維・カリウム・葉酸 |
カロリー(100gあたり) | 53kcal |
旬 | 1年中 |
食べ方 | 半分に切ってからスプーンで食べる |
キウイフルーツは、果物の中でも栄養素充足率ナンバーワン(17種類の栄養素がどれくらい含まれているかを数値化したもの)と言われるほど、栄養価の高い果物です(出典)。
キウイにはビタミンC・食物繊維・カリウム・葉酸といった体に良い栄養素が多く含まれていて、その中でもビタミンCは100gあたり70mgとかなり豊富です。
食べやすさも「半分にカットしてからスプーンですくう」だけなので、誰でも手軽に食べることができます。
みかん
価格 | 30円~(1個) |
主な栄養素 | ビタミンC・β-クリプトキサンチン |
カロリー(100gあたり) | 49kcal |
旬 | 11月~3月 |
食べ方 | 皮を剥くだけ |
みかんは栄養・コストパフォーマンスともに優れた果物です。
みかんには免疫力の向上や美容効果が期待できるビタミンCや、体内に取り込まれるとビタミンAに変換されるβ-クリプトキサンチンなどの栄養素が含まれています。
スーパーで1袋入りのものが安く売られていますし、ネット通販で箱買いすることもできます。
旬の季節は冬なので、一年中食べるのが難しいところがデメリットと言えますね。
加工食品を食べるのもアリ
カットフルーツ
- ◎カットが面倒な果物が手軽に食べられる
- ×果物をそのまま買うよりも割高
- ×消費期限が短い
一人暮らしでスイカやパイナップルなどの大きい果物を食べたいなら、スーパーやコンビニで売られている「カットフルーツ」を買うのがおすすめです。
あらかじめ切られてあるので、自分で果物を洗ったり切ったりする必要がないですし、食べやすい大きさになっているので手軽に食べることができます。
ただし、カットフルーツは消費期限が短いので、なるべく早く食べ切るようにしましょう。
ドライフルーツ
- ◎生で食べにくい果物が手軽に食べられる
- ◎長時間保存できる
- ×砂糖や添加物が使用されているものがある
- ×ビタミンなど、減ってしまう栄養素がある
おやつ感覚で果物を食べたいなら、「ドライフルーツ」を摂取するのもおすすめです。
最近では、コンビニなどで様々な種類のドライフルーツが売られています。ドライフルーツは日持ちしますし、チャック付きのものを選べば外出先でもサクッと食べることができます。
ドライフルーツのデメリットしては、生の果物と比べるとビタミンなどの栄養素が減ってしまうことです。ただ、食物繊維やミネラルといった栄養はドライフルーツの方が多くなるようです(出典)。
また、商品によっては砂糖や添加物などが使用されているものがあるので、気になる人は食品表示ラベルを確認するか、無添加のドライフルーツを買うようにしましょう。
まとめ
今回は、一人暮らしにおすすめの果物について紹介しました。
厚生労働省では、「一日に果物を200g以上食べること」を目標に掲げています。バナナ、キウイフルーツ、みかんの可食部は1つ約100gなので、2つ食べれば達成できることになります。
毎日200g食べるのが難しければ、バナナを1日1本食べることから始めるのも良いと思います。
健康的な生活を送るためにも、毎日の食事に果物を取り入れてみてはどうでしょうか。