「毎日の料理の献立を考えるのがめんどくさい……」
一人暮らしをしている人なら、一度はこのようなことを思った経験があるのではないでしょうか。
食事は毎日摂るものなので、できることなら短時間で献立を作りたいですよね。かといって適当にメニューを考えると、栄養バランスが偏ってしまうというデメリットがあります。
そこで今回は、料理の効率化や食費の節約に役立つ「献立のルーティン化」について詳しく解説していきます。献立作りに苦戦している人は、ぜひチェックしてみてください。
料理の献立のルーティン化とは
料理の献立のルーティン化とは、「曜日ごとにざっくり何系の料理を作るかをあらかじめ決めておき、日々の献立作りを簡単にする」というものです。
「月曜日は肉料理」「火曜日は魚料理」というように料理するジャンルを決めておけば、メニューを決めるのがかなり楽になりますし、家事の効率化にも繋がります。
3食全てをルーティン化する方法もありますが、この記事では主に「夕食のメイン料理をルーティン化する」方法について解説しています。
献立のルーティン化をするメリット
献立を考える時間が短くなる
その日ごとに料理の献立を考える場合だと、莫大な数のレシピの中から探していくことになるので、かなりの時間がかかります。
献立のルーティン化をすることで、「今日は肉料理の日だから、豚肉の生姜焼きにしよう」といったように、メニューを考える時間を短縮できます。
買い物の回数・所要時間が減る
献立のルーティン化でメニューを決めておけば、一気に食材をまとめ買いできるようになるので、買い物する回数をぐんと減らすことができます。
また、買う食材をリストアップしておくことで、買い物の所要時間も短くなります。
空いた時間でのんびりリラックスでもすれば、日々の家事の負担が軽減されますよ。
食費が節約できる
買う食材が決まっていれば、効率良く買い物ができるようになり、結果的に食費も節約できます。
メニューに必要な食材以外は買わなくていいので、衝動買いも少なくなりますし、使わない食材を買って無駄に余らせてしまうということも減るでしょう。
バランスの良い食事ができる
バランスの良い献立作りができるようになるのも、ルーティン化の大きなメリットです。
献立のルーティン化は肉料理・魚料理・ご飯もの・麺類といったように日替わりでメイン料理が変わるので、バランスの良い食生活を続けることができます。
「ついつい外食やコンビニ弁当に頼ってしまう人」「献立作りが面倒で、同じ料理を作りがちな人」にも、献立のルーティン化はおすすめできますね。
献立のルーティン化の例
自炊する人の献立ルーティン
月曜 | 魚料理(焼き魚、煮魚、刺身など) |
火曜 | 肉料理(肉野菜炒め、生姜焼きなど) |
水曜 | 麺類(ラーメン、パスタ、うどんなど) |
木曜 | ご飯もの(カレー、オムライス、丼ものなど) |
金曜 | 鍋(寄せ鍋、キムチ鍋など) |
土曜 | 残りもの、余ったものを使う日 |
日曜 | 自由(外食、新しいレシピなど) |
(月曜・金曜に買い物する場合のルーティン)
上記の表は、自炊をする人向けの献立のルーティン化のサンプルです。
曜日ごとに料理の大枠が決めてあるので、サクッと献立を考えることができるのはもちろん、様々な料理が作れるのでモチベーションも維持しやすいです。
「残りものを使う日」を設けておけば食材をムダにすることも無くなりますし、「自由な日」に外食やコンビニ弁当を食べるのも良いと思います。
あまり自炊をしない人の献立ルーティン
月曜 | スーパーの焼き魚やお刺身など |
火曜 | 簡単な料理(肉野菜炒めなど) |
水曜 | 麺類(ラーメン、パスタ、うどんなど) |
木曜 | ご飯もの(レトルトカレーなど) |
金曜 | スーパーのお惣菜や弁当 |
土曜 | 鍋(寄せ鍋、キムチ鍋など) |
日曜 | 自由(外食、冷凍食品など) |
(月曜・金曜に買い物する場合のルーティン)
自炊をあまりしない人の場合でも、献立のルーティン化をすることは可能です。
「魚料理はスーパーに売っている焼き魚やお刺身にする」「ご飯ものはレトルト食品を利用する」など、出来合いのものでも曜日ごとにジャンルを変えれば、飽きにくいです。
献立のルーティン化のコツ
消費期限が短いものは買い物の当日か翌日に使う
スーパーのお惣菜や魚など、消費期限が短い食品は、買い物した日の当日か翌日あたりに使うようにスケジュールを決めておきましょう。
逆に麺類やレトルト食品などの日持ちするものは、買い物した日から遠くても問題なく食べられるため、遠い日に設定するのがおすすめです。
完全にルーティン通りに料理しなくてもOK
完全にルーティン通りにしようとするのは大変ですし、気負いすぎると無駄なストレスが溜まってしまいます。疲れた日はコンビニ弁当にするなど、ゆるくやっていくのもコツですね。
料理が面倒なときは?
料理するのが面倒なときは、「宅食サービス」を利用してみるのもおすすめです。
宅食サービスとは、お弁当やおかずを定期的に自宅に届けてくれるサービスのことです。
価格も1食あたり500円代からとリーズナブルですし、初回割引・キャンペーンもあるので、気になった人はお試しで購入してみてはどうでしょうか。