自由で何でもできるのが楽しい一人暮らしですが、心配になるのが「空き巣」「強盗」「ストーカー」などの犯罪に巻き込まれることではないでしょうか。
特に女性の一人暮らしは犯罪に遭うリスクが高まるため、しっかりと防犯対策をしている物件を選んだり、防犯グッズを取り入れるのが重要になってきます。
そこで今回は、一人暮らしにおすすめの防犯グッズや防犯対策、防犯性の高い賃貸物件の選び方などについて詳しく解説していきます。
一人暮らしにおすすめの防犯グッズ6選
ドアスコープカバー
オートロックが無い物件の場合、玄関のドアにあるドアスコープ(覗き穴)から、室内を見られてしまう危険性があります。
覗き見を防止するには、「ドアスコープカバー」を付けておくのがおすすめです。ドアスコープを使わない時はカバーで隠せるので、覗き見される心配が無くなります。
こちらは可愛いキャラクターもののドアスコープカバーです。マグネット式であれば、賃貸物件でも簡単に取り外し可能なので、気軽に設置できますよ。
遮光カーテン
部屋のカーテンの生地が薄いと、外から室内の様子をチェックされ、空き巣やストーカーのターゲットにされてしまうかもしれません。
しっかりした遮光カーテンを設置することで、部屋の中が透けて見えることも無くなりますし、光が漏れないので生活パターンを把握されにくくなります。
遮光カーテンは遮光率によって等級が決められていますが、防犯性を高めたい場合は「1級」の遮光カーテンを選ぶようにしましょう。
また、かわいらしい配色のものを選ぶと女性が住んでいると特定されてしまうので、ネイビーやブラウンなどの落ち着いた色味を選ぶのも防犯対策になります。
防犯カメラ
玄関や室内の出入りを監視し、不審者の侵入を防止するのにも役立つ防犯カメラ。
防犯カメラは大きく分けると室内用と屋外用の2種類がありますが、賃貸物件でも気軽に設置しやすいのは室内用のカメラになります。
Ring Indoor Cam (リング インドアカム)はコンパクトで高性能なセキュリティカメラで、モーション検知機能を搭載しているため、もし侵入者が来た場合でもアプリで通知してくれます。
価格もリーズナブルなので、防犯性の低い物件に住んでいる人にはかなりおすすめできるアイテムです。
ちなみに、玄関やベランダなどの屋外に防犯カメラを設置したい場合は、大家さんや管理会社に許可を取らないとトラブルになるケースがあるので注意してください。
個人情報保護スタンプ
ストーカー対策や個人情報漏えい対策におすすめなのが、個人情報保護スタンプです。
宅配便の伝票やダイレクトメール、不要になった書類など、個人情報が書いてある箇所にスタンプを押すだけで、記載されている情報をしっかり隠してくれます。
「ローラーケシポン」は独自開発のアルファベットパターンで個人情報を上から隠せるので安心です。
また、上記モデルはダンボール開梱用のオープナーも付いているので、ネット通販で買ったダンボールもサクッと開けられる一石二鳥なアイテムとなっています。
スマートロック
スマートロックとは、スマホやアップルウォッチなどのデジタルデバイスを使ってドアの鍵を開閉できるシステムのことです。
スマートロックを使えばいちいち鍵を探さなくてもスマホで簡単に鍵を開けられますし、「オートロック機能」「開閉履歴機能」などの防犯対策機能も用意されています。
「セサミ4」は低価格ながら、基本的な機能はしっかり備わっているので、初めてのスマートロックにぴったりの製品です。取り付け簡単で、賃貸物件でも問題なく設置できるのも利点です。
防犯ブザー
室内だけでなく、外出先でも使える防犯ブザーは、一人暮らしなら1個は持っておくべきでしょう。
防犯ブザーはシンプルで使いやすいものがおすすめです。ライト機能付きであれば、災害時にも活用できますよ。
一人暮らしでも簡単にできる防犯対策5選
常に鍵・チェーンをかけておく
外に出かけるときはもちろんですが、室内にいるときもしっかりと鍵はかけておきましょう。ピッキング対策としてドアチェーンもかけておくと安心できます。
また、近くのコンビニやスーパーに出かけるときなども、鍵を閉める癖を付けておきましょう。ほんの数分の空室時に侵入される場合もあります。
外出時や寝るときに窓を開けたままにしない
外出時に部屋の窓を開けっぱなしにしておくのもやめておいた方がいいでしょう。
2階以上に住んでいる場合でも、ベランダや他の物件を渡って侵入される可能性があります。
また、寝ているときに窓を開けたままにするのも辞めましょう。夜の開けっぱなしの窓は、空き巣の格好の標的になりますし、最悪の場合は襲われるかもしれません。
部屋が暑い場合は、エアコンや扇風機などで室温を下げてください。
訪問者はむやみに出ない
来客があっても、アポ無しの訪問者はむやみに対応しないようにしましょう。セールスマンであればまだマシですが、押し込み強盗などの可能性もあります。
宅配業者であれば基本的に問題ありませんが、近年では宅配業者や点検業者になりすました押入りなどの事例もあります。心当たりが無い場合は、一旦ドアチェーン越しに対応して様子を伺いましょう。
洗濯物はなるべく部屋干しする
防犯性を重視する場合、洗濯物はなるべく部屋干しするのがおすすめです。
特に女性の場合、外干ししていると洗濯物から女性が住んでいると判断され、不審者のターゲットにされてしまう可能性があります。
また、ブランド品や高級な衣類を干すことで、「この部屋には金品がありそう」と思われてしまい、空き巣に侵入されるリスクが高まるといった懸念もあります。
洗濯物を外干ししたい場合は、「ベランダの壁より低い位置に洗濯物を干す」「洗濯物カバーをかけて衣類を見えなくする」などの対策を取るのが良いでしょう。
表札を付けない
表札に名前を書くのは義務ではないため、表札を付けなくても別段問題はありません。
表札を付けることで、配達員が住所を間違えにくくなるなどのメリットはありますが、セールスマンや不審者などに名前を知られてしまうデメリットもあります。
以上のことから、防犯対策としては、表札に名前を記載するのは避けるのがベターです。
どうしても表札を出したい場合は、名字だけを書きましょう。
防犯性・セキュリティの高い賃貸物件の条件とは
- オートロックがある
- モニターホンがある
- 2階以上である
- 防犯カメラがある
- 郵便受けが施錠できる
- 管理人・警備員が常駐している
- 治安が良い地域である
- 大通りに面している
- 近くに街灯が多い
- 近くに交番や警察署がある
防犯性を重視する場合は、なるべく上記の条件を満たしている賃貸物件を選ぶのがおすすめです。
オートロックやモニターホンがあれば空き巣や不審者の侵入を防止することができますし、そもそも治安が良い地域であれば犯罪に遭遇するリスクは少なくなります。
また、近くに交番があればすぐに助けを求められるので、心理的にも安心できますよね。
まとめ
今回は、一人暮らしにおすすめの防犯グッズや、簡単にできる防犯対策について解説しました。
本記事に書かれている対策を取ればセキュリティを強化することができますが、個人で行える防犯対策にはやはり限度があります。
そのため、セキュリティのしっかりしている物件を選ぶのが一番の防犯対策と言えるでしょう。